テラステーションの移行できないファイルについて

基本的なこと

テラステーションのデータ移行機能において、移行できないファイルや使用できない文字についての詳細な説明を以下に示します。

対象機種 TS7010シリーズ TS6000シリーズ TS5020シリーズ TS5010シリーズ TS3020シリーズ TS3010シリーズ

1. 移行できないファイル:

データ移行の際、一部のファイルは移行が困難または制限されることがあります。これには以下のようなケースが考えられます。

  • 権限や所有者情報の問題: 移行元と移行先のファイルシステムの権限や所有者情報が異なる場合、一部のファイルが正しく移行されないことがあります。移行先で適切な権限を設定する必要があります。
  • ファイルが使用中の場合: 移行対象のファイルが他のプロセスによって使用中の場合、そのファイルは移行できません。ファイルが開かれているかどうかを確認し、必要に応じて移行前に閉じるか、コピー元で利用を停止する必要があります。
  • 使用できないファイル名、フォルダ名の場合: 文字数や字体による制限

2. 使用できない文字:

設定・データ移行機能では、下記のファイル・フォルダーをデータ移行することができません。

  • 特殊文字: 絵文字・旧字体などのUTF-8 4バイト文字(U+10000~U+10FFFF)が使用されている※絵文字、旧字体などのJIS 第3・4水準漢字が該当
  • 文字数: 半角255文字以上(漢字の場合は約85文字以上)のファイル名・フォルダー名

3. 対処方法と注意点:

  • 事前の確認: 移行前に移行元と移行先の構成や制約を確認し、移行可能なファイルと文字を事前に把握しておくことが重要です。
  • ログの確認: 移行プロセス中にエラーログや警告が生成される可能性があります。これらのログを確認し、問題が発生した場合は適切に対処します。
  • 手動での調整: 特定のファイルが移行できない場合、手動での調整や変更が必要なことがあります。移行後にファイルの確認や手動での調整を行います。

移行プロセスにおいては十分な準備と慎重な確認が不可欠です。移行元と移行先の環境を十分理解し、移行作業を行うことで円滑な移行が期待できます。