テラステーションのインフォメーションコードは、デバイスの状態や問題をユーザーや管理者に通知するためのメッセージです。これらのコードは通常、デバイスのLEDディスプレイやウェブベースの管理コンソール上に表示され、特定の問題に対処するための手がかりを提供します。
TS6600DN、TS6400DN、TS6400RN、TS6200DN
テラステーション TS6000シリーズのインフォメーションコードの例:
1. インフォメーションコード:I01 Rebuilding System Array
- 意味:システム領域をチェック中
- 対処法:そのまま待機
2. インフォメーションコード:I10 System Is Overheating
- 意味:システムの温度上昇が、保証値を超える可能性
- 対処法:NASを涼しいところに移動、NASの周りには物を置かない
3. インフォメーションコード:I11 Bad Sectors on Drive x
- 意味:ドライブの不良セクターが危険な範囲に達する可能性
- 対処法:ドライブの交換
4. インフォメーションコード:I12 Degraded Mode
- 意味:RAIDアレイがデグレードモードで動作中
- 対処法:ドライブの交換
5. インフォメーションコード:I13 Formatting Array x…
- 意味:RAIDアレイをフォーマット中
- 対処法:フォーマットが終わるまで(1台につき数時間以内)待機。何日も表示される場合は再起動を行う
6. インフォメーションコード:I14 Checking Array x…
- 意味:RAIDアレイをチェック中
- 対処法:ディスクチェックとは、ファイルシステムの破損をチェックし、修復する機能、ディスクチェック中はTeraStationへのアクセスはできません。終了するまで待機。何日も表示される場合は再起動
7. インフォメーションコード:I15 Scanning Array x Data…
- 意味:RAIDアレイのエラー状況をチェック中。※ チェック中は転送速度が低下します。
- 対処法:そのまま待機。
調査によりエラーが発見されエラーコードが表示された場合は、エラー内容をご確認ください。
8. インフォメーションコード:I16 Creating Array x…
- 意味:RAIDアレイを作成中
- 対処法:そのままお待機。アクセスは可能ですが、1TBにつき 5~8時間程度かかります。何日も表示される場合は再起動を行ってください。アレイ作成中でも再起動後に作成が再開されます。
9. インフォメーションコード:I17 Resyncing Array x…
- 意味:RAIDアレイをリシンク中
- 対処法:そのまま待機
10. インフォメーションコード:I18 Rebuilding Array x…
- 意味:RAIDアレイを再構成中。※ 再構成中は転送速度が低下します。
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動
11. インフォメーションコード:I19 Filling Array x…
- 意味:TeraStationのデータを完全に消去中
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行ってください。
12. インフォメーションコード:I20 Formatting Drive x…
- 意味:ドライブをフォーマット中
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行ってください。
13. インフォメーションコード:I21 Checking Drive x…
- 意味:ドライブをチェック中
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う
14. インフォメーションコード:I22 Rewriting Drive x…
- 意味:ドライブのデータを完全に消去中
- 対処法:そのままお待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
15. インフォメーションコード:I25 Updating Firmware…
- 意味:ファームウェアをアップデート中。※本体の電源をOFFにしないでください。
- 対処法:そのまま待機。アップデート中は電源をOFFにしない。何日も表示される場合は再起動を行う
16. インフォメーションコード:I26 Initializing Settings…
- 意味:設定画面で初期化を実行しました。すべての設定を初期化中。
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行ってください。
17. インフォメーションコード:I27 Checking USB Drive x…
- 意味:USB端子に接続したUSBドライブをチェック中
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う
18. インフォメーションコード:I28 Formatting USB Drive x…
- 意味:USB端子に接続したUSBドライブをフォーマット中
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う
19. インフォメーションコード:I31 Push Func to Use New Drive x
- 意味:新しく挿入したドライブを使用するため、ファンクションボタンが押されるのを待っています。
- 対処法:ファンクションボタンを押す。RAIDアレイがデグレード状態の場合は、新しく挿入したドライブを使用してRAIDアレイを修復します。それ以外の場合は、新しく挿入したドライブがホットスペア(予備ドライブ)として設定されます。
20. インフォメーションコード:I32 New Drive x Detected
- 意味:RAIDアレイが修復またはフォーマットされるのを待っています。
- 対処法:設定画面でRAIDアレイを修復、またはフォーマットを行う
21. インフォメーションコード:I33 Replication Failure
- 意味:レプリケーションでエラーが発生しました。または、フェイルオーバー構成中の場合、メイン機とバックアップ機の同期に失敗しました。
- 対処法:設定画面で再同期する。サブフォルダーのアクセス権限設定を保持する設定になっているときは、無効にするかレプリケーション先またはバックアップ機を変更してください。
22. インフォメーションコード:I34 Virus Quarantined
- 意味:ウイルススキャンでウイルスが見つかり、隔離フォルダーにウイルスが隔離
- 対処法:隔離フォルダーからウイルスを駆除すると表示されなくなる。また、ウイルスを見つけたときの処理に駆除を設定している場合は、本インフォメーションコードは表示されない。
23. インフォメーションコード:I37 Recovering System…
- 意味:設定初期化USBドライブで初期化を実行しました。設定を初期化中
- 対処法:そのまま待機。数時間で設定の初期化が完了、何日も表示される場合はUSBメモリーを外し再起動を行う
24. インフォメーションコード:I38 Recovery Finished
- 意味:設定の初期化が終了
- 対処法:再起動
25. インフォメーションコード:I40 I40 All Data Will Be Deleted
- 意味:設定を初期化します。ドライブ1のデータは消去されます。
- 対処法:そのまま待機
26. インフォメーションコード:I41 Push Func to Start Recovery
- 意味:設定初期化のため、ファンクションボタンが押されるのを待っています。
- 対処法:ファンクションボタンを押す
27. インフォメーションコード:I42 Preparing Recovery
- 意味:設定初期化の準備をしています。
- 対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は、正しい設定初期化USBドライブであることを確認し再起動を行う<
28. インフォメーションコード:I43 Unsupported Hardware
- 意味:設定初期化用USBドライブから起動、このUSBドライブでは、設定を初期化できない
- 対処法:設定初期化USBドライブを変更し再起動を行う
29. インフォメーションコード:I44 Drive 1 Not Found
- 意味:設定初期化USBドライブで起動、設定を初期化するドライブ1が見つからず
- 対処法:ドライブ1にドライブが接続されているか確認
30. インフォメーションコード:I45 Recovery Failure
- 意味:設定初期化に失敗
- 対処法:再度実施
31. インフォメーションコード:I46 Migrating RAID Array x…
- 意味:データの移行、変換作業中(RAIDのマイグレーション)
- 対処法:NASの電源を切らない
32. インフォメーションコード:I47 Don’t Power Off System!
- 意味:データの移行、変換作業中(RAIDのマイグレーション)
- 対処法:NASの電源を切らない
33. インフォメーションコード:I48 Push Func to Start Failover
- 意味:フェイルオーバー機能のバックアップ先として設定
- 対処法:ファンクションボタンを押して、バックアップ先としての設定を完了させる
34. インフォメーションコード:I49 Lost Failover Main
- 意味:フェイルオーバー機能でメイン機に設定したTeraStationが見つからず
- 対処法:メイン機が正常に起動しているか確認
35. インフォメーションコード:I50 Failover in Maintenance Mode
- 意味:フェイルオーバー構成中(メンテナンスモード中)
- 対処法:TeraStationの電源を切らない。何日も表示される場合は再起動を行う。
36. インフォメーションコード:I51 Initializing Failover…
- 意味:フェイルオーバー構成の初期化中
- 対処法:TeraStationの電源を切らない。何日も表示される場合は再起動を行う。
37. インフォメーションコード:I52 New Firmware Available
- 意味:新しいファームウェアがリリースされている
- 対処法:ファームウェアをアップデート
38. インフォメーションコード:I54 Backup Job x Failed
- 意味:バックアップタスクが失敗
- 対処法:バックアップタスクの設定を確認
39. インフォメーションコード:I55 Recovery Not Authorized
- 意味:設定復元中の認証に失敗
- 対処法:再度実行する
40. インフォメーションコード:I59 Boot Auth Failed
- 意味:起動認証に失敗
- 対処法:設定画面に表示されている復号キーを認証サーバー管理者に連絡
41. インフォメーションコード:I61 Drive Setup Mode
- 意味:ドライブセットアップモードで起動中
- 対処法:設定を完了させる
42. インフォメーションコード:I64 Cloud Sync Failure
- 意味:クラウドサービスとの連携に失敗
- 対処法:設定画面で連携に失敗しているクラウドサービスを確認し、該当の機能のタスク一覧画面でエラーログを参照してエラーの原因を確認する
43. インフォメーションコード:I70 No Space to Save Logs
- 意味:ファイル操作ログの保存先の空き容量が不足
- 対処法:ファイル操作ログを削除して、空き容量を増やす
44. インフォメーションコード:I71 Old Logs Removed
- 意味:ファイル操作ログの保存先の空き容量が不足していたため、古いログが削除されました。
- 対処法:ファイル操作ログを削除して、空き容量を増やす
45. インフォメーションコード:I73 Migration Processing…
- 意味:データの移行中
- 対処法:そのまま待機
46. インフォメーションコード:I74 Migration Finished
- 意味:データ移行が完了
- 対処法:操作を完了させる
47. インフォメーションコード:I75 Some Items Not Migrated
- 意味:一部のファイルまたはフォルダーを移行できませんでした。
- 対処法:再度実行する