TS-Xシリーズ・TS-Vシリーズ・TS-IXシリーズのインフォメーションコードは、テラステーションが特定の状態やエラーにある際に表示されるコードであり、ユーザーや管理者にデバイスの問題を通知するためのものです。
TS-WXL/R1、TS-XL/R5、TS-RXL/R5、TS-XEL/R5、TS-XHL/R6、TS-8VHL/R6、TS-6VHL/R6、TS-QVHL/R6、TS-WVHL/R1、TS-RVHL/R6、TS-IXL、TS-RIXL
TS-Xシリーズ・TS-Vシリーズ・TS-IXシリーズのインフォメーションコード
インフォメーションコード: SYSTEM I10
- 意味: システムの温度上昇が、保証値を超える可能性
- 対処法: NASを涼しいところに移動、NASの周りには物を置かない
インフォメーションコード: HDx Warning I11 Bad Sectors
- 意味: ハードディスクの不良セクターが危険な範囲に達する可能性
- 対処法: ハードディスクの交換を推奨
インフォメーションコード: Operation Mode I12 DEGRADE MODE
- 意味: RAIDのデグレードモード動作中
- 対処法: 故障ドライブの交換
インフォメーションコード: RAID I13 ARRAYx Formatting
- 意味: RAIDアレイをフォーマット中
- 対処法: フォーマットが終わるまで(1台につき数時間以内)待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: RAID I14 ARRAYx Checking
- 意味: RAIDアレイをチェック中
- 対処法: ディスクチェックとは、ファイルシステムの破損をチェックし、修復する機能。ディスクチェック中はTeraStationへのアクセスはできません。終了するまで(最大1週間)待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: RAID I15 ARRAYx Scanning
- 意味: RAIDアレイのエラー状況を調査中。※調査中は転送速度が低下
- 対処法: そのまま待機。調査によりエラーが発見されエラーコードが表示された場合は、エラー内容を確認。
インフォメーションコード: RAID I16 ARRAYx Creating
- 意味: RAIDアレイを作成中。
- 対処法: そのまま待機。アクセスは可能、1TBにつき 5~8時間程度かかる。何日も表示される場合は再起動を行う。アレイ作成中でも再起動後に作成が再開される。
インフォメーションコード: RAID I17 ARRAYx Resyncing
- 意味: RAIDアレイをチェック中。※チェック中は転送速度が低下。
- 対処法: そのまま待機。アクセスは可能、1TBにつき 5~8時間程度かかる。何日も表示される場合は再起動を行う。アレイリシンク中であれば再起動後にリシンクが再開される。
インフォメーションコード: RAID I18 ARRAYx Rebuilding
- 意味: RAIDアレイを再構成中。※再構成中は転送速度が低下。
- 対処法: そのまま待機。RAIDアレイの再構成中は転送速度が低下。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: RAID I19 ARRAYx 0 Filling
- 意味: RAIDアレイに0 を埋めて完全にデータを消去中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: DISK I20 DISKx Formatting
- 意味: ハードディスクをフォーマット中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: DISK I21 DISKx Checking
- 意味: ハードディスクをチェック中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: DISK I22 DISKx 0 Filling
- 意味: ハードディスクに0を埋めて完全にデータを消去中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: SYSTEM I23 Initializing
- 意味: システム初期化中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: SYSTEM I25 F/W UPDATING
- 意味: ファームウェアをアップデート中。
- 対処法: アップデート中は、電源をOFFにしない。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: Web Setting I26 Initializing
- 意味: 設定初期化中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: USB Diskx I27 Checking
- 意味: USBドライブをチェック中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: USB Diskx I28 Formatting
- 意味: USBドライブをフォーマット中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: iSCSI I30 Connected
- 意味: ボリュームに接続しているパソコンがいる。
- 対処法: iSCSI接続中の通知メッセージで、問題ありません。iSCSI接続中は電源をOFFにすることができません。パソコンのiSCSI接続を解除した後に電源をOFFにする。
インフォメーションコード: Press FuncSW I31 New Diskx ready
- 意味: ファンクションボタンでRAIDアレイを再構築する。
- 対処法: ファンクションボタンを押してRAIDの再構築を行う。
インフォメーションコード: Set From Web I32 New Diskx ready
- 意味: 設定画面でRAIDアレイを再構築、またはフォーマットする。
- 対処法: 設定画面で、RAIDアレイの再構築、またはフォーマットを行う。
インフォメーションコード: Replication I33 ReplicateFailure
- 意味: レプリケーションでエラーが発生、またはフェイルオーバー構成中の場合、メイン機とバックアップ機の同期に失敗。
- 対処法: レプリケーションの場合
設定画面[バックアップ]-[レプリケーション]の[再同期する]をクリックして再同期を実行。
インフォメーションコード: Virus alert I34
- 意味: ウイルスチェックにてウイルスが見つかった場合(隔離フォルダーにウイルスが隔離された場合)に表示される。
- 対処法: 隔離フォルダーからウイルスに感染したファイルを削除。
インフォメーションコード: Cartridgex I35 Location error
- 意味: メディアカートリッジとして設定したハードディスクがディスク1のスロットに取り付けられている。
- 対処法: 正しく設定したスロットにつけ直す。
インフォメーションコード: Cartridgex I36 Decryption error
- 意味: メディアカートリッジの暗号化を解除できない。他のTeraStationで暗号化したメディアカートリッジの可能性。
- 対処法: 暗号化したTeraStationに接続して解除する。
インフォメーションコード: Recovery I37 System Recovering
- 意味: システムをリカバリー中。
- 対処法: そのまま待機。数時間でリカバリーが完了する。何日も表示される場合はUSBメモリーを外し再起動を行う。
インフォメーションコード: Recovery I38 Recovery Finished
- 意味: システムのリカバリーが終了。
- 対処法: 再起動する。
インフォメーションコード: Recovery I39 Change Boot
- 意味: リカバリー用USBメモリーからNASへシステムの転送が完了。
- 対処法: 本体背面のBOOT(USB/HDDブート切替)スイッチを[HDD]に変更する。
インフォメーションコード: Recovery I40 DataWillDeleted
- 意味: リカバリーを行う。ディスク1のデータは消去される。
- 対処法: そのまま待機。
インフォメーションコード: Recovery I41 PushFunc ToStart
- 意味: 前面のファンクションボタンを押すと、リカバリーを開始する。
- 対処法: そのまま待機。
インフォメーションコード: Recovery I42 Preparing
- 意味: リカバリーの準備中。
- 対処法: そのまま待機。何日も表示される場合は、正しいリカバリー用USBメモリーであることを確認し再起動を行う。
インフォメーションコード: Recovery I43 Unsupported HW
- 意味: リカバリー用USBメモリーで起動したが、このUSBメモリーでは、リカバリーすること はできない。
- 対処法: リカバリー用USBメモリーを変更し再起動を行う。
インフォメーションコード: Recovery I44 Disk1 not found
- 意味: リカバリー用USBメモリーで起動したが、リカバリーを行うディスク1が見つからない。
- 対処法: ディスク1にハードディスクが接続されているか確認。
インフォメーションコード: Recovery I45 Recovery Failed
- 意味: リカバリーに失敗。
- 対処法: 再度実施。
インフォメーションコード: RAID ARRAY I46 RMM+Processing
- 意味: データの移行・変換作業(RAIDのマイグレーション)中。
- 対処法: NASの電源を切らない。
インフォメーションコード: SYETEM I47 Don’t Power Off
- 意味: データの移行、変換作業(RAIDのマイグレーション)中。
- 対処法: NASの電源を切らない。
インフォメーションコード: FailOver I48 PushFunc ToStart
- 意味: 他のTeraStationからフェイルオーバー機能のバックアップ先として設定された。
- 対処法: NASをバックアップ先として使用するときは、前面のファンクションボタンを押す。
インフォメーションコード: FailOver I49 LostMainTarget
- 意味: フェイルオーバー機能でメイン機に設定したTeraStationが見つからない。
- 対処法: メイン機が正常に起動しているか確認。
インフォメーションコード: FailOver I50 Maintenance mode
- 意味: フェイルオーバー構成中(メンテナンスモード中)。
- 対処法: TeraStationの電源を切らない。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: FailOver I51 Initializing
- 意味: フェイルオーバー構成の初期化中。
- 対処法: TeraStationの電源を切らない。何日も表示される場合は再起動を行う。
インフォメーションコード: New Firmware I52 Available
- 意味: 新しいファームウェアがリリースされている。
- 対処法: 最新のファームウェアにアップデートする。
インフォメーションコード: BackupTaskxx I54 Backup Failure
- 意味: バックアップタスクが失敗しています。
- 対処法:エラー表示の確認
インフォメーションコード: Recovery I55 Recovery AuthFail
- 意味: 設定復元中の認証に失敗。
- 対処法: 本体背面のBOOTスイッチをUSBに切り替えて設定を復元する場合、設定を保存 したTeraStationでのみ設定を復元可能。 または、TeraStation起動後には設定画面より復元可能。
インフォメーションコード: Surveillance I56 Lack of License
- 意味: 監視カメラサーバーのライセンス数が不足。
- 対処法: 追加ライセンスをご購入してライセンス登録を行う。
インフォメーションコード: Surveillance I57 No free space
- 意味: 監視カメラの録画データを保存する十分な空き容量がない。
- 対処法: Data Service Policiesから録画データの移動または削除を行う。
インフォメーションコード: Surveillance I58 Recording Failure
- 意味: 監視カメラの録画に失敗。
- 対処法: Camera Policiesの設定内容を再確認。カメラ付属のユーティリティーなどカメラが正常に動作しているか確認。