インフォメーションコードは、テラステーションが発生したエラーの状態や問題を特定するための識別子であり、適切なトラブルシューティングを行う上で役立ちます。
対象機種:TS5210DF、TS5210DN、TS5410DN、TS5410RN、TS5610DN、TS5810DN、TS51210RH
I01 Rebuilding System Array
意味:システム領域チェック中
対処法:そのまま待機
I10 System Is Overheating
意味:システムの温度上昇が、保証値を超える可能性
対処法:NASを涼しいところに移動、周りには物を置かない
I11 Bad Sectors on Drive x
意味:ドライブの不良セクターが危険な範囲に達する可能性
対処法:ドライブを交換する
I12 Degraded Mode
意味:RAIDアレイがデグレードモードで動作中。
対処法:故障ドライブを交換する
I13 Formatting Array x…
意味:RAIDアレイをフォーマット中。
対処法:フォーマットが終わるまで待機(1台につき数時間以内)、何日も表示される場合は再起動を行う。
I14 Checking Array x…
意味:RAIDアレイをチェック中。
対処法:ディスクチェックとは、ファイルシステムの破損をチェックし、修復する機能。ディスクチェック中はTeraStationへのアクセスはできません。終了するまで待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I15 Scanning Array x Data…
意味:RAIDアレイのエラー状況をチェック中。
対処法:※チェック中は転送速度が低下。そのまま待機。調査によりエラーが発見されエラーコードが表示された場合は、エラー内容を確認する。
I16 Creating Array x…
意味:RAIDアレイを作成中。
対処法:そのまま待機。アクセスは可能、1TBにつき 5~8時間程度掛かる。何日も表示される場合は再起動を行う。アレイ作成中でも再起動後に作成が再開される。
I17 Resyncing Array x…
意味:RAIDアレイをリシンク中。
対処法:そのまま待機。
I18 Rebuilding Array x…
意味:RAIDアレイを再構成中。
対処法:※再構成中は転送速度が低下。そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I19 Filling Array x with 0s
意味:TeraStationのデータを完全に消去中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I20 Formatting Drive x…
意味:ドライブをフォーマット中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う
I21 I21 Checking Drive x…
意味:ドライブをチェック中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I22 Filling Drive x with 0s
意味:ドライブに0を埋めてデータを完全に消去中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I23 Initializing Settings…
意味:RESETボタンで初期化を実行しました。設定を初期化中。
対処法:そのまま待機。
I25 Updating Firmware…
意味:ファームウェアをアップデート中。
対処法:そのまま待機。アップデート中は電源をオフにしない。何日も表示される場合は再起動を行う。
I26 Initializing Settings…
意味:設定画面で初期化を実行。すべての設定を初期化中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I27 Checking USB Drive x…
意味:USB端子に接続したUSBドライブをチェック中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I28 Formatting USB Drive x…
意味:USB端子に接続したUSBドライブをフォーマット中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は再起動を行う。
I31 Push Func to Use New Drive x
意味:新しく挿入したドライブを使用するため、ファンクションボタンが押されるのを待っている。
対処法:ファンクションボタンを押す。RAIDアレイがデグレード状態の場合は、新しく挿入したドライブを使用してRAIDアレイを修復する。それ以外の場合は、新しく挿入したドライブがホットスペア(予備ドライブ)として設定される。
I32 New Drive x Detected
意味:RAIDアレイが修復またはフォーマットされるのを待っている。
対処法:設定画面でRAIDアレイを修復、またはフォーマットを行う。
I33 Replication Failure
意味:レプリケーションでエラーが発生。または、フェイルオーバー構成中の場合、メイン機とバックアップ機の同期に失敗。
対処法:設定画面で[バックアップ]-[レプリケーション]-[再同期する]の順にクリックして再同期を実行。サブフォルダーのアクセス権限設定を保持する設定になっているときは、無効にするかレプリケーション先またはバックアップ機を変更する。(※Ver.3.00以降)
I34 Virus Quarantined
意味:ウイルススキャンでウイルスが見つかり、隔離フォルダーにウイルスが隔離された。
対処法:隔離フォルダーからウイルスを駆除すると表示されなくなる。また、ウイルスを見つけたときの処理に駆除を設定している場合は、本インフォメーションコードは表示されない。
I37 Recovering System…
意味:設定初期化USBドライブで初期化を実行。設定を初期化中。
対処法:そのまま待機。数時間で設定の初期化が完了する。何日も表示される場合はUSBメモリーを外し再起動を行う。
I38 Recovery Finished
意味:設定の初期化が終了。
対処法:再起動する。
I40 All Data Will Be Deleted
意味:設定を初期化。ドライブ1のデータは消去される。
対処法:そのまま待機。
I41 Push Func to Start Recovery
意味:設定初期化のため、ファンクションボタンが押されるのを待っている。
対処法:ファンクションボタンを押す。
I42 Preparing Recovery
意味:設定初期化の準備中。
対処法:そのまま待機。何日も表示される場合は、正しい設定初期化USBドライブであることを確認し再起動を行う。
I43 Unsupported Hardware
意味:設定初期化USBドライブで起動、このUSBドライブでは、設定を初期化できない。
対処法:設定初期化USBドライブを変更し再起動を行う。
I44 Drive 1 Not Found
意味:設定初期化USBドライブで起動、設定を初期化するドライブ1が見つからない。
対処法:ドライブ1にドライブが接続されているか確認する。
I45 Recovery Failed
意味:設定初期化に失敗。
対処法:再度実施する。
I46 Migrating RAID Array x…
意味:データの移行、変換作業中(RAIDのマイグレーション)。
対処法:NASの電源を切らない。
I47 Don’t Power Off System!
意味:データの移行、変換作業中(RAIDのマイグレーション)。
対処法:NASの電源を切らない。
I48 Push Func to Start Failover
意味:フェイルオーバー機能のバックアップ先として設定された。
対処法:ファンクションボタンを押して、バックアップ先としての設定を完了させる。
I49 Lost Failover Main
意味:フェイルオーバー機能でメイン機に設定したTeraStationが見つからない。
対処法:メイン機が正常に起動しているか確認する。
I50 Failover in Maintenance Mode
意味:フェイルオーバー構成中(メンテナンスモード中)。
対処法:TeraStationの電源を切らない。何日も表示される場合は再起動を行う。
I51 Initializing Failover…
意味:フェイルオーバー構成の初期化中。
対処法:TeraStationの電源を切らない。何日も表示される場合は再起動を行う。
I52 New Firmware Available
意味:新しいファームウェアがリリースされている。
対処法:ファームウェアをアップデートする。
I54 Backup Job x Failed
意味:バックアップタスクが失敗。
対処法:液晶画面の横にあるDISPLAYボタンまたはファンクションボタンを一度押す。
I55 Recovery Not Authorized
意味:設定復元中の認証に失敗。
対処法:設定の復元に対応したNASに対して実行する。
I59 Boot Auth Failed
意味:起動認証に失敗。
対処法:設定画面に表示されている復号キーを認証サーバー管理者に連絡する。
I60 Drive x TBW Reached
意味:ドライブへの書き込み容量が保証総書き込み容量(TBW)に達した。
対処法:ドライブを交換する。
I61 Drive Setup Mode
意味:ドライブセットアップモードで起動中。
対処法:システム復旧を試す。
I62 Replace Drive x
意味:保証総書き込み容量(TBW)を超えてデータ書き込みを行った。
対処法:これ以上データを書き込めない。 ドライブを交換する。
I64 Cloud Sync Failure
意味:クラウドサービスとの連携に失敗。
対処法:設定画面で連携に失敗しているクラウドサービスを確認、該当の機能のタスク一覧画面でエラーログを参照してエラーの原因を確認する。
I65 Free Space at Threshold
意味:空き容量が、設定したしきい値以下になった。
対処法:空き容量を増やすか、しきい値の数値を小さくする。
I66 Free Space at 1% or Less
意味:空き容量が全容量の1%以下になった。
対処法:空き容量を増やす。
I70 No Space to Save Logs
意味:ファイル操作ログの保存先の空き容量が不足。
対処法:ファイル操作ログを削除、空き容量を増やす。
I71 Old Logs Removed
意味:ファイル操作ログの保存先の空き容量が不足、古いログが削除された。
対処法:ファイル操作ログを削除、空き容量を増やす。
I72 Log Folder Now System Area
意味:ファイル操作ログの保存先がシステム領域に変更された。
対処法:ファイル操作ログを再設定する。
I73 Migration Processing…
意味:データを移行中。
対処法:そのまま待機。
I74 Migration Finished
意味:データ移行が完了。
対処法:設定移行ログを確認する。
I75 Some Items Not Migrated
意味:一部のファイルまたはフォルダーを移行できない。
対処法:設定移行ログを確認する。