RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のハードディスクドライブを組み合わせて単一の論理的なストレージユニットとして利用する技術です。これにより、データの冗長性を確保したり、パフォーマンスを向上させたりすることが可能です。
テラステーションでのRAIDの作成手順:
1. テラステーションのセットアップ:
- テラステーションを電源に接続し、ネットワークに接続します。必要に応じて、デバイスに付属の取扱説明書を参照してセットアップを行います。
2. 管理画面にアクセス:
- テラステーションのIPアドレスを調べ、ウェブブラウザでそのIPアドレスにアクセスします。これにより、テラステーションの管理画面にログインできます。
3. ログイン:
- テラステーションの管理者アカウントでログインします。通常はユーザー名とパスワードが必要です。
4. RAID設定ページに移動:
- ログイン後、通常は「設定」や「ストレージ」などのメニューやタブからRAID設定ページにアクセスします。これはデバイスやモデルによって異なる場合があります。
5. RAIDの作成または設定:
- RAID設定ページで、新しいRAIDを作成するか、既存のRAIDを構成します。一般的なRAIDレベルにはRAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 10などがあります。それぞれのレベルには異なる特性があります。
- RAID 0: ストライピングでパフォーマンス向上が図られますが、冗長性はありません。
- RAID 1: ミラーリングでデータが複製され、冗長性が確保されます。
- RAID 5: ストライピングとパリティビットを組み合わせ、パフォーマンスと冗長性を両立させます。
- RAID 10: RAID 1とRAID 0を組み合わせた方式で、冗長性とパフォーマンスを高めます。
6. ドライブの選択と構成:
- 使用するハードディスクドライブを選択し、RAIDの構成を行います。これにはハードディスクの数やサイズ、RAIDの構築方法などを設定します。
7. RAIDの初期化と確認:
- RAIDの構成が終わったら、初期化を行い、設定を確認します。初期化には時間がかかる場合があります。
8. データの移行またはバックアップ:
- RAIDを作成すると、データが初期化される可能性があるため、重要なデータは別の場所にバックアップするか、移行することを検討してください。
これらの手順は一般的なガイドラインであり、テラステーションのモデルやファームウェアによっては手順が異なる場合があります。デバイスに同梱されている取扱説明書やオンラインのサポートドキュメントを参照して、正確な手順を確認することをお勧めします。